5,ジェンダー平等を実現しよう
社内昇格
コシイでは能力の高い人、チームに貢献した人、お客さんの評価が高い人は平等に評価する社内文化があります。例えば一定の経験年数と力量を備えた社員を昇格させる制度があります。
2020年4月時点での昇格率を比較すると男子社員が67%、女子社員が64%、2021年度の予定では男子社員が72%に対して、女子社員は77%となります。
また扶養家族がいる世帯主に対して男女の区別なく家族手当を支給しています。
産休・育休の取得がしやすい職場ムードとバックアップ体制の構築、ハラスメントを防止する社内教育など日々心掛けていることも多くあります。
2021年度は子育て中の社員に対して、仕事との両立を実現する制度の検討に入りました。既存の時短の制度は両立ではなく選択になっていると考えるからです。
みんなの意見も聴きながら2022年度から開始する予定です。他にもより働きやすくするしくみのアイデアがいろいろあり、実践していきます。
6,安全な水とトイレを世界中に
雨水利用
木材の耐久性を改善する技術の一つとして加圧注入処理があります。防腐薬剤を木材の細胞に注入する技術ですが水を多量に使用します。
コシイは雨水を貯めて使うことで節水の取組みを始めました。2020年10月から本社工場、12月から九州工場でスタートし、1か月平均で52トンの節水をしました。
水の総使用量に対して4.7%の実績ですが、関東工場も2021年度からスタートします。全工場で引き続き実践していく計画です。
2021年度の雨水利用は全工場で3,300トンでした。雨水をうける容器を増やし、休日でもむだなく貯められるような工夫もしましたが、前年より降水量が少なく、水道水に占める雨水の利用率は22%でした。
2022年度は雨水を利用する工程の幅を広げるなどさらなるチャレンジを計画しています。
7,エネルギーをみんなにそしてクリーンに
電気の節約
エネルギー資源に乏しい我が国は原子力発電に軸足を置いたエネルギーミックスにより経済の発展とCO2排出の抑制を両立することを目指しました。
しかし2011年の原子力発電事故を契機に化石燃料由来の火力発電へのウェイトを増やさざるを得ず、CO2の排出量が増加しました。 近年では電力各社による火力発電の高効率化の技術革新や、再生可能エネルギーへの取組みなどにより年々、CO2排出係数が改善されてきています。(下図参照)
コシイでは電気量の使用量を削減し、CO2排出抑制に取り組んでいます。
■製品の不良率ゼロ、木材の歩留向上を追求することでムダな電気使用量の削減
■工場一丸となっての節電の声掛け、自主的に消灯するムード作り
上記のような活動の結果、2020年度は全工場合算で48万キロワットの電気使用量を前年度比で削減することができ、CO2排出量に換算すると、
223トンのCO2排出を抑制した計算になります。
2021年度は工場・事務所のLED化、休憩時のこまめな消灯などを継続して実施し、前年度比で19万kwhの削減、二酸化炭素換算で90トンの排出量削減になりました。2022年度は再生エネルギー導入を検討する計画です。
重油はボイラーの稼働時間を調整し、軽油はリフト走行の効率化を徹底して、あわせて17,000ℓの削減、二酸化炭素換算で46トンの削減になりました。
今後、コシイは引き続き電気使用量を削減するために設備機械の電力消費の効率化に取り組むとともに、長期的には再生エネルギー利用率100%を目指します。
コシイの取り組み
その全てが
集約される
それが私たちの
目指す
「地産外消」
人口の多い都心部での木材利用の促進。また付加価値の高い用途を開発することで、
価値の余剰分を山へ還元して、再植林につなげます。
そして持続可能な循環型の森林資源を次世代へつなげること、それがコシイが目指す「地産外消」です。
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