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Incubation Laboratory

技術開発室

「130年、繋ぎ改良を続ける技術」

電柱、鉄道用枕木で創業した、130年の歴史のある越井木材の技術は、木材への耐久性付与をベースにしています。
具体的には薬剤の加圧注入処理による防腐防蟻性能、防火性能、熱処理による寸法安定性付与のための技術の開発、改良を行っています。

SDGsにもつながる木材製品の技術開発や改良を行う
内装に使われる準不燃木材の防火性能を燃焼試験で確認
公共建築などの内装にも使われる準不燃木材の品質管理を行う
ウッドデッキ材や準不燃木材の耐候性を確認
防腐防蟻処理木材の耐久性試験で腐れやシロアリへの効果を確認
開発中のコンクリート基礎にかわる木製浮き基礎は丸太をリユースできSDGsにもつながる
新技術としてコンクリートにかわる木材浮き基礎を開発
木材を利用した土砂災害を抑止する工法を開発中

技術開発室では、強度試験機、試験用注薬缶、恒温恒湿器の他、各種分析機器が整備されていますので、まず自分の手で検証を行う事を基本にしています。 また、国内外の大学、研究機関とのネットワークが構築されていますので、このネットワークを通じて課題毎に研究会を立ち上げ課題に取り組んでいます。

チームワークで
未来に繋げる技術

技術開発室員はそれぞれ複数のテーマを持ち、生き生きとした活動を行っています。また、緊急課題・重要課題については、全員が協力して課題解決に取り組む、チームワークの強さも技術開発室の魅力となっています。

今後は、脱プラスチック社会に向けた、再生産可能資源物質である木材を活用した持続可能製品開発、環境評価にもさらに強化していく予定です。

JIS規格による木材の腐朽試験
加温注薬缶で試験体作成及び製造品質管理を行う

補助事業報告書

■林野庁「平成29年度 都市の木質化等に向けた新たな製品・技術の開発・普及委託事業のうち木質耐火部材開発事業」の委託を受け、難燃処理LVL被覆耐火集成材の開発に取り組みました。
詳しくはPDFをご覧ください

KOSHII PEOPLE

木材製品の試験や開発補助を担当

フォローされたから、
フォローを返したい

技術開発室では、先輩方の研究補助や研究に関わる事務作業を行っています。

私自身は中途採用で入社しましたが、前職や学生時代の専攻も分野違いで、木材に関する知識が全くありませんでした。

配属1年目は自社製品や関連する試験内容・目的等を理解することで精一杯。そんな私に対して先輩方は、森林から切り出された木材が製品になるまでの多くの工程や、利用目的に沿った各種試験の必要性等、分からないことを1つ1つ丁寧に教えてくれました。 今では試験目的や弊社の取り扱う製品の課題点等、理解できることが増え、工業製品とは違う生きた材料である木材を扱う難しさと楽しさを感じています。

今後は、新しい取り組みや課題に率先して取り組む先輩方の力になれるよう、知識を増やし自分に出来る事を増やしていきたいと思います。

SDGsにつながる木製浮き基礎開発を担当

山積みの課題に
チャレンジ、
それがやりがい

私が担当しているのは、『木製浮き基礎工法』の開発業務です。

ニュージーランドで生まれた技術を日本の法令に沿った形へとアレンジするために、先輩と共に様々な観点の検証を行っています。 建築系の学部をでているという事もあり、越井木材として新しいチャレンジである本案件の担当をしています。

新しい基礎構造であるため、構造や意匠・法規など様々な面で課題が山積していますが、やりがいのある仕事というのは、こういった物なのかなと最近感じています。

一つ一つの課題をクリアし新工法の実現を目指して日々取り組んでいます。

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