loading

製品・サービス

Products and Services

国産材の安定供給と持続可能な森林経営を目指すKISM

国産材を安定的に供給する
新しいサプライチェーン

国産材プラット
フォーム
『KISM(キズム)』

2021年、日本はウッドショックに見舞われました。

日本の木材自給率(国産材で需要を賄う割合)は約40%です。60%を輸入に頼っています。アメリカの住宅需要の高まりやコロナ感染拡大など複数の原因が重なって日本に木材が入りにくくなりウッドショックが起きました。

ウッドショックを機に、自社林での木材活用を実施
大分県の自社林でも持続可能な木材資源の活用を開始

一方、我が国は国土の7割が森林であり、その内約40%が人工林で、杉と桧だけでも700万ヘクタールの面積を有します。 国内の建築用材の年間需要約2,500万立方メートルとすると、700万ヘクタールの森は約120年分のストックになります。その間、伐採したら再植林して森林資源を持続的に維持していくことが可能です。

誰もが国産材に注目しました。しかしながら山に資源はあるけれども今回のウッドショックによる需要を満たす供給のしくみが不十分でした。

自社林の丸太を製材し活用、再造林に繋げる

ウッドショックから
国産材プラット
フォームの誕生

自有林はこれまで間伐して維持するのが精一杯でしたが、今回、森林組合が伐採してくれた自社林の間伐材を会社設立以来初めて買戻し地元の製材所で賃挽きしてもらいました。(※1、2、3)

判ったことが3つあります。

1,歩留追求型へのシフト

丸太の真ん中からは柱や土台のような断面サイズの大きな製品をとり(※4)、その外側から間柱、胴縁、役物など板材やサイズの小さな製品(※5)をできるだけとる「歩留追求型」の製材方法を行えば、製品供給量も増えること。

丸太から住宅の土台や柱として製材
土台や柱をとった後の板も防火木材やサーモウッドに活用

丸太の価格が安いときは特定の製品だけをつくって、それ以外の部位は捨ててもビジネスとして成り立ちました。ウッドショックのため丸太の価格が2倍、3倍になると捨てるところがもったいないです。すべて資源に見えてきます。

「効率追求型」から「歩留追求型」へシフトです。これはSDGsの理念にも一致します。ただしこの考えが成り立つのは、役物など板材を使ってくれるユーザーが存在する前提です。

理念に共感してくれて一緒に市場を創ってくれるお客様が必要です。

間柱や胴縁、外装材や内装材にも木材を有効活用

2,地域経済への貢献

全国の製材所の数はこの20年間で約3分の1に減りました。輸入材が安い時代は競争もあり、また後継者や技術伝承の課題がありました。歩留を一緒に追求してくれる製材所のネットワーク化がこの事業の成功の可否を握っています。

コシイの考えを説明すると若い人を雇用しようという未来志向の意見もでてきました。ネットワーク化の過程でSDGsの一つである働きがいや地域経済への貢献にもつながります。

国産材プラットフォームは地域に貢献できSDGsにもつながる

3,持続可能な森林経営の成立

これから10年先には全国的に皆伐のピークが来ると言われています。皆伐したら再造林しなければなりません。ウッドショック前の丸太の相場では丸太を販売しても再造林する費用が残りませんでした。

しかし、今の相場であれば山主に再造林費用が残ります。再造林ができる財源が確保できて初めて持続可能な森林経営が成り立ちます。 (自社林については『植林事業』をご覧ください)

日本の木材を活用するネットワークをつくる

これまでにない
モデルの構築を
目指して

幸運なことに近年DIY市場が拡大し、ホームセンターでの木材需要が伸びています。「上記1、歩留追求型」の有効な出口の1つとして、 弊社ではDIY分野『K-WOODS LIFE』を新たに開始しました。 またこの理念に共鳴しこれから積極的に国産材を使いたいと言ってくれる工務店やビルダーも増えてきました。

コシイはこれまで製材されたものを買って加工して販売することを主にやってきました。今、ウッドショックをきっかけに理念を共有した森林組合から丸太を買いとって、 地元の製材所にて賃挽きしてもらって製材品をつくり加工して、それをまた理念を共有するホームセンターやビルダーの元に届け、最終的に再造林の財源を確保して持続可能な森林資源にしていく、ぐるっと1周するモデルを目指しています。

製材した地域産材を住宅やホームセンターなどに販売し再造林を推進

丸太の購入量は今年(2021年)8月の段階で月300㎥の丸太です。1年後には1,000㎥の丸太を目指します。もちろん全国の需要をまかなうにはとても足りません。

量産型・効率型の製材所から製品をわけてもらいながら、同時に歩留追求型のネットワークを構築していく。それが我々の目指す国産材プラットフォーム『KISM(キズム)』です。

その拡大過程で多くの仲間、パートナーと出会い、理念を共有し、目標に向かっていくことを議論するだけでみんなわくわくしています。

鳥取や岡山で地域のパートナーと国産材活用のネットワークを構築
四国・高知での持続可能な森林経営に繋がる取り組み
九州・大分、福岡での地域産材活用のネットワーク 越井木材のSDGsへの取り組み

私たちは理念を共有し目標に向かっていく
パートナーを探しています

国産材プラットフォーム『KISM』のエリアを全国へ拡大すべく、パートナー企業様を募集しております。
ご興味をお持ちの方は、下記リンク先のメールフォームからお問い合わせください。

国産材プラットフォームKISMのパートナー募集

【KISMに関するお問合わせ】

■東日本木材防腐部/
TEL : 0479-46-4421
E-mail : eb@koshiiwoods.com
■西日本木材防腐部/
TEL : 06-6685-8716
E-mail : wb@koshiiwoods.com

【KISMに関連する製品】

■KISM(キズム)から誕生したサーモプランターカバー発売開始!

持続可能な森林経営を実現する国産材プラットフォームKISM

新しい国産材供給の
プラットフォーム

『KISM』

国産材プラットフォーム『KISM(キズム)』の導入をご検討されているお客様、さらに詳しい情報やご相談は、取扱い事業部へメール又はお電話にて、お気軽にお問い合わせください。

カタログは準備中です

人気の製品・サービス

お問合わせ

Information