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林業や木材産業を活性化
「土砂災害を抑止する」木材利用
山腹崩壊・
流木抑止工法
近年、大雨に起因する土砂災害が毎年のように発生しています。
山腹崩壊危険地区が全国に60万箇所(国交省)、18万箇所(林野庁)あると発表されています。
そこで越井木材は「山の資源である木材を利用することで、土砂災害を抑止し、且つ同時に林業、木材産業を活性化する工法」を開発しようと思い立ちました。
専門家の先生方や事業者の方々と2019年1月、山腹崩壊・流木抑止工法の確立および普及促進を図るために、「木杭を利用した山腹崩壊・流木防止対策研究協議会」を発足させました。
木杭を利用した山腹崩壊・流木防止対策研究協議会
■石川芳治(東京農工大学/名誉教授) ■阿部和時(日本大学/名誉教授) ■赤松玄人(長野森林組合 総務課/副参事兼総務課長) ■佐藤健太(長野森林組合 営業企画課/課長) ■藤田暁人((株)ニュージェック/河川グループ・砂防チーム・チームマネ) ■中島孝雄(西日本高速道路(株)関西支社 建設事業部/緑化計画担当部長) ■田口清治((株)田口工務店/代表取締役社長) ■西岡久寛((株)コシイプレザービング 専務取締役) ■越井潤(越井木材工業(株)代表取締役社長) ■松本義勝(越井木材工業(株)常務取締役)
工法に関して
丸太の木杭を基盤まで打ち込むことで滑り層の滑り抵抗を増す「基盤打ち込み杭工法」と、丸太木杭の頭に羽根板を取り付けることで板の下へ押す力を杭の周辺摩擦力が滑り層の滑り抵抗を増す「ふわふわ杭工法」の2種類を検証しています。
地盤の条件を変えて木杭の抵抗力試験
「平地での木杭抵抗力試験(基盤打ち込み杭工法)」実施の様子
【載荷面/地際から250㎜】■変位計1 / 地際から250㎜
■変位計2 / 載荷面中央上部:地際から1000㎜,コンパネに釘を打ち付けた■変位計3 / 土塊上面、中央
「基盤打ちこみ杭工法」では杭の有無、直径の大きさと抵抗力に関係があること、「ふわふわ杭工法」では羽根板の効果を確認できました。
また「木杭の打ち込みの可能な土層のNd値」「急勾配の山腹斜面に打ち込まれた木杭の水平方向の抵抗力の測定と評価(基盤打ち込み工法)」を目的に「斜面地での木杭抵抗力試験」を行いました。
社有林での実大試験
工法の効果が確認できたため、越井木材社有林の一つである明実山にて実大試験を行い、山腹崩壊を抑止できる効果を確認しました。
【適用範囲】
■対象地盤 / 花崗岩・新第3紀層・火山噴出物堆積地帯 、表層土の厚さが1.0~3.0mで崩壊の可能性が高い斜面(想定すべり面の深さが3mを超える場合は適用外)、例えば、(i)皆伐後の斜面、(ii) 風倒木地の斜面、(iii)山火事(森林火災)跡地の斜面など
■荷重条件 / 表層土が滑落する力
■勾配条件 / 35±5°程度の斜面(一般に35±5°の斜面において表層崩壊は起こり易いため)
■木杭条件 / 防腐処理(K4処理相当以上)の場合20年以上の効果見込み
防腐剤無処理材の場合5年以上の効果見込み
今後さらに安価に施工できて、抑止効果を数値化できるモデル化を目指します。
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木材利用
山腹崩壊・
流木抑止工法
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