製品・サービス

Products and Services

国産材を活用した
環境にやさしい木製壁

防腐合板遮音壁

「デザイン性と耐久性に優れ、
軽くて施工がしやすい」

平成22年10月に施行された公共建築物等における木材利用促進法では、道路施設における木製品として木製遮音壁が取り上げられています。従来は、木製遮音壁が普及しにくい面としてコスト面があげられていましたが、今回の防腐合板遮音壁ではコスト面からのアプローチもしやすくなったことをはじめ、デザインの優れた耐久性のある木製遮音壁が開発され、その普及に拍車がかかりました。

国道、都道府県道、市町村道、高速道路、サービスエリア等で防腐合板遮音壁をお使いください。

高い防腐性能と
遮音性能
優れたデザイン性で
コストダウンを
実現

デザイン性

合板表面の平面的な表情に、できる限りシンプルで、いかに変化を与えることができるかに主眼を置いたデザイン。車道と反対側の面は、日本の伝統的な板張りのデザインである下見板張りを採用し、車道側には面が視覚的に分割されリズムが感じられるよう細い縦板をパネル面に配置。

また、下部に白いコンクリートを使用することで上部木材との配色にも考慮しており、見慣れた板塀の表情でありながら、遮音壁としての連続性を持ったリズム感あふれる表情豊かな防腐合板木製遮音壁が完成しました。

コスト

従来の木製遮音壁よりも大幅なコストダウンで、金属製遮音壁との同等価格が実現。
合板は、入手が容易で安定した品質と優れた加工性を持つ工業製品です。この合板を使用することで、コストダウンが実現できました。

地域の方々からも、好評の声が寄せられています。

TYPE01 ＜反射型＞

防腐合板を両面にした空気層を含むパネル構成で音響性能を発揮します。現地調査でも体感音量は半減しました。音響性能については「（一財）日本建築総合試験所での試験で効果を確認（JIS A1416）」詳しくは下部カタログPDFでご覧ください。

腐朽等の欠点は見られず、設置当初の状態を維持します。

国産スギ合板に加圧注入処理で防腐・防蟻処理しており、屋外の風雨にさらされる遮音壁でも安心して使用することができます。また、街並みにあったデザインを施せ、近隣にお住まいの方に殺風景さを与えません。
遮音壁設置工事では6割の日数を占め、防腐合板遮音壁パネルの設置だけでは、日当たり8mのスピードで、金属製パネルよりも施工日数が短縮できます。

TYPE02 ＜吸音型＞

国産スギ合板に加圧注入処理で防腐・防蟻処理しており、屋外の風雨にさらされる遮音壁でも安心して使用することができます。また近隣住民のために、あたたかみある景観を創ります。

基礎工事などで7割の日数を占め、防腐合板遮音壁パネルの設置だけでは、日当たり20mのスピードで、金属製パネルよりも施工日数が短縮できます。

防腐合板遮音壁の普及促進のため

「日本合板工業組合連合会」と「防腐合板推進協議会」は

一緒に取り組んでいます。

日本合板工業組合連合会の組合員企業と防腐合板推進協議会メンバーの事業所は日本全国にあり、各地域の地産地消に貢献できます。

また、地域材で生産された合板を使用しており、地域の「まちづくり」にも貢献しています。

防腐合板推進協議会
について

2008年5月に防腐合板の製造メーカー3社と施工会社1社流通業者1社の5社により設立。
当時、政府は200年住宅の構想や超長期住宅等の名のもとに長期にわたって使用可能な住宅を目指す方針が出されていました。（長期優良住宅の基になりました）

従来の「作っては壊す」スクラップ＆ビルド型の社会から、「いいものを作って、きちんと手入れをして長く大切に使う」ストック活用型の社会への転換を目的として、長期にわたり住み続けられるための措置が講じられた優良な住宅（＝長期優良住宅）を普及させるため、「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が平成20年12月5日に成立し、平成21年6月4日に施行されました。

これらの流れに先立ち防腐合板による長期住宅に対応するため設立しました。

works

【防腐合板推進協議会主催】モデル棟構造見学会（岡谷）

【防腐合板推進協議会主催】モデル棟構造見学会（府中）

防腐合板推進協議会の
活動内容

1、長期にわたり使用可能な住宅を目指しての取り組み

●平成20年5月 / 「防腐合板の手引き ―超長期耐久・高耐震住宅の実現へ―」を発行しました。[監修：（独）森林総合研究所研究コーディネーター　神谷文夫（当時）]
●平成26年 / 防腐合板を使った「リフォームガイドブックを作成」しました。
これを基に、工務店住宅メーカ向けにセミナーなどを開催して防腐合板の普及に努めました。（監修：関東学院大学中島正夫教授）

2、木製の遮音壁のコストダウンを目的とした事業への取り組み

●平成23年 / 日本木材加工技術協会の補助を受けて岐阜県山県市に防腐合板による遮音壁（反射型）を設置しました。（日本合板工業組合連合会と共同取り組む）
●平成24年 / 林野庁補助事業で「防腐合板による4ｍスパンの遮音壁の開発」を実施しました。福島県へモデル遮音壁（吸音型）を設置しました。
●平成28年 / 南大阪グリーンハイウェイの議員団による岐阜県の防腐合板遮音壁の見学会を実施しました。
これらのモデル設置を基に日本合板工業組合連合会と共同で、セミナー及び見学会を開催して防腐合板による遮音壁の普及に努めました。

3、防腐合板のJAS化に伴い「日本合板工業組合連合会」と連携して普及に取り組みました。

【仕様・特徴】

反射型
■サイズ／厚み 123× 高さ 910× 長さ 1,973(mm)
■使用材料／表裏面材: 12mm 加圧式防腐処理合板(JAS K4 相当処理)
化粧材 : 12mm 加圧式防腐処理合板(JAS K4 相当処理)
枠材 : 加圧処理材(JAS K4) 、外枠材/ 90×90(mm)、横枠・内縦枠/ 90×45(mm)
吸音型
■サイズ／厚み 178× 高さ 910× 長さ 3,959(mm)
■使用材料／表裏面材: 24mm 加圧式防腐処理合板(JAS K4 相当処理)
化粧材 : 12mm 加圧式防腐処理合板(JAS K4 相当処理)
枠材 : 加圧処理材(JAS K4)、枠材/ 105×105(mm) 、中間各材/65×90(mm)、65×45(mm)
吸音材 : ロックウール 100kg/ m³

【この製品に関するお問合わせ】

■SD事業部
東京出張所／TEL : 047-395-6321　　
本社／TEL : 06-6685-2064
E-mail : sd@koshiiwoods.com